自分の好きなものが分からない
先日久しぶりに映画のDVDを借りてきて一人でゆっくり見ました。
自分が見たい映画のDVDを借りてきて見るなんて何年ぶりでしょうか。
今までは家事と仕事に忙しくて2時間近い映画を見る時間もなかったし、借りたとしても子供用のアニメのDVD。
元旦那さんが自分の好きなDVDを借りてきてよく見ていたので、あまり興味がなくてもそれを一緒に見ることはありました。
そのこと自体は特に嫌だなと思っていたわけではないれど、久しぶりにDVDを借りに行ったら何を借りて良いか分からなくてすごく迷ってしまいました。
自分のためだけにDVDを借りるなんて何年もしていなかったから、どの映画が良いかもわからなかったんですよね。
思い返してみると、以前は自分の好きな映画を借りる事もあったんですが、元旦那さんと一緒に見ていると隣で明らかにつまらなそうな態度をとったり、冷やかしの言葉を言ってくるのがすごく嫌で・・・。
何だか落ち着かなくてじっくり見られないから、自分の好きなDVDを借りてくるのを辞めたことを思い出しました。
異常なほど気を使っていた
考えてみると、元旦那さんは結構短気だったので、何かを決める時になかなか決まらないとすぐにイライラしてしまことがよくありました。
例えば、ご飯をどこに食べに行くかとか、電化製品を買うときにどっちの商品にするかとか。
今思えば、外出する時は機嫌を損ねないようにとても気を使っていたように思います。
私としたことが、今思えば何であんなに気を使っていたんでしょう(笑)。
多分、子供にお父さんがイライラしている態度を見せたくなかったから、必死で場を取り繕っていたんでしょうね。
とにかくそういう父親の態度を見て、そうすることが正解だと思ってほしくなかったんです。
息子のために離婚して良かったのかもしれない
離婚の苦しみが落ち着いて、息子と二人だけの生活が始まると寂しい思いをすることもありました。
でも、正直なところ精神的にとても楽になったところも沢山あるんです。
いつもいつも誰かの顔色を伺いながら暮らすことって、実はとてもストレスがかかることですよね。
他人との共同生活なんだからそういう事があって当たり前、と言われてしまうかもしれませんが、外食して待たされても息子と楽しくおしゃべりしながら待つことができたり、何か問題が起きたとしてもあせらずに対応できること、そんなたわいもないことができることが今とても嬉しいんです。
そして、何よりあのまま離婚しなかったらば、息子も元旦那さんと同じように短気ですぐ不満を口にする人間になっていたかもしれません。
その可能性を無くせたという事は、離婚して良かったなと思えることの一つとなっています。