妻としては失格
離婚してから1年たっても、相変わらずまだうじうじと考えてしまうときがあります。
辛いときと前向きになるときが交互にやってきて、だんだんと前向きになれる時間の方が長くなってはきていますが、まだ後ろを振り返ってとても落ち込んでしまうときがあります。
その原因は離婚による「自信喪失」なんじゃないかと思っています。
離婚する際に元旦那さんから「母親としては最高だけど、妻としてはそうだったとは言えない」と言われました。
妻として失格。
いろいろきついことを言われましたが、この言葉は今だに私を苦しめています。
自分なりに頑張ってきたと思っていたけれど、そんなに私はダメな妻だったんだろうか。
きっとダメだったんでしょう。
そのことを考えると、自分のダメさ加減に苦しくて苦しくてとてもつらくなります。
仕事もうまくいかなくなった
その頃仕事も忙しくなってきていて、小さな会社だったのでいろいろと責任のある仕事もまかせられていました。
でも、当時の私は離婚の辛さや悲しみ、今後に対する不安などで頭がいっぱいで、十分な成果を上げる事ができませんでした。
上司応援してくれているのは分かってはいたんですが、四六時中頭の中にいろんな悩みを抱えている状態では仕事なんてうまくいくわけがありませんよね。
結果が出せない私は会社でも信頼を失ってしまいました。
現に、給料の査定をぐんと下げられてしまいました。
自分を極限まで追い込んでしまった
妻としてもダメ、社会人としてもダメ、そして私は恥ずかしながら母親とも折り合いが悪いので娘としてもダメな人間なんだ。
そんなふうに考え始めるようになってしまった私は、完全に自信というものを失ってしまいました。
そんな中でも何とかやってこれたのは、息子がいつも「ママが大好き」と言ってくれていたから。
誰かに認めてもらう事、誰かに愛されていると感じる事、誰かに頼りにされている事、それがどんなに大切な事なのかこの数年で痛いほど学んだ気がします。
自分を痛めつけるのは結局自分
最近になって思うのは、離婚してから一番私を傷つけているのは「私自身」なんだということ。
いろいろもめていた頃は、元旦那さんの言葉に傷ついたりしていたけれど、結局それを引きずって「私はダメな人間だ。私は最低なんだ」と自分を攻撃していたのは、ほかでもない私自身なんですよね。
もう誰も私のことを傷つけていないのに、自分で攻撃しているなんて何だかおかしい。
何かの本を読んでいた時に「自分の評価を他人にしてもらうのではなく、自分で評価してあげること。誰かに何を言われても自分の中で納得できていればそれで充分。人の評価に惑わされるということは、他人に自分の人生を左右されているということになる。自分の人生は自分で作り上げるものなんだ」
という事が書いてありました。
結婚生活を送っているうちに、旦那さんの顔色を見て気を使って生活している人って結構多いと思います。
私もその一人でした。
今になって思いますが、私は元旦那さんに「依存」していたのかもしれません。
何かを判断する時の基準は元旦那さんに受け入れてもらえるかどうか、でしたから。
シングルマザーになって、せっかくまた自分の思うように生きていくチャンスを得る事ができたんですから、これからはもっと自分で自分を受け入れてあげながら生きていきたいと思います。
うん、なんだか少し前向きになってきました!